★起業の現状・その意外な事実 → 「起業した」のに「続かない」理由・その2 自分が騙されたコトに気づいて、恥ずかしくなって密かに止める(ニ)
開業屋にしてみればカモ(開業起業者)が店舗物件の賃貸契約をしてしまえば、後は簡単です。
カモは間違いなく他のエサにも食い付いてくるからです。
開業屋が、店舗紹介の次にカモからむしり取る手口はお店の改装費です。
開業屋「ラーメン屋は競争が厳しいから内装にも差別化が必要ですよ」
これからお店を始めようとする人にとって、この<差別化が必要>という言葉に実に簡単に騙されてしまうのです。
ここで、当然、開業屋は、特別な関係にある店舗施工業者を
「流行るラーメン屋の内装工事の実績が多いから」と紹介します。
内装業者を選別する知識の無いBさんは当然、このコンサルタント(開業屋)が薦める業者と契約します。
もちろん、Bさんは、その開業屋の「特別に低料金でやるように強く言っておきますよ」という言葉も信じたからです。見積もりされた施工費を支払えるだけの資金が有ったからです。
このコンサルタントから、店で使用する器の調達や食材の仕入れについても<特別な業者>を紹介されると、Bさんはすぐに飛びつきます。
なぜなら、Bさんは「仕入れ業者」の情報を持っていないからです。
仕入れ業者の情報を得ても、玉石混淆の多くの業者の中からから「適切な業者」を選ぶ<眼>が無いからです。業者が薦めるモノを見抜く<眼>を持っていないからです。
お金さえあれば誰でもお店は簡単に開業することができてしまうのです。
しかし、自分に相応しくないビジネスで開業した人は「続かない」のです。
新しいラーメン屋が開店すれば、近くに住んでいるラーメン好きは必ず一度は食べに行きます。
だから、どんなラーメン屋でも開店後しばらくは「期待していた程度の売り上げ」はあります。
しかし、ラーメン好きでも(ラーメン好きだからこそ)平凡なラーメン屋には二度は行きません。
私は自分の生活圏の中にそういうお店が開店すると必ず食べに行きますが、そこで
「果たしてこの店はいつまでも続けられるだろうか?」と考えてしまうのです。
客足が衰えて不安になったBさんは、とうぜん、このコンサルタントに相談します。
コンサルタントはBさんのお店のラーメンを食べて即座に断言します。
「不味くはないが平凡だ!」「味にインパクトが無い!」「もっと工夫が必要だ!」・・・・
(この程度のことなら誰でも言えますが・・・・)
自分のラーメンに自信が有ったから開店したBさんですが、もともと「自分に最適なビジネスではない」のですから「平凡だ!」と言われても、何が平凡なのかが分かりません。
「工夫が必要だ」と言われても、何を、どのように工夫すればいいのかすら分からないのです。
だから、コンサルタントから「私が特別に指導してあげましょうか?」と言われれば、それに飛びついてしまいます。
提示された特別指導料や月々の顧問料がBさんに支払える範囲であれば「お願いします!」ということになっていきます。
もちろん、「もともとラーメン屋をやる必然性も整合性もない人が始めたお店は長続きしない」のです。
Bさんのお店のお客がその後も一向に増えなければ、その時点でBさんは「コンサルタントのカモになってしまった」ことに気づいたでしょう。
しかし、<開業屋>は<開業詐欺>とは違いますから、法的に「詐欺だ!」とは断定されるような愚かなことはしないのです。
(ホ)へ続く
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