「借りる人」にはハッピーだが「貸す人」にはハイリスクだということを気づいて欲しい!
お金は「借りる」ことより「貸す」ことのほうが難しいのを知っているのでしょうか?
「銀行の貸し出し金利よりも数%高い利息」程度のローリターンで
「借金を平気で踏み倒す人が多い」というハイリスクで貸す人は少ないでしょう。
「借りる人」を匿名にするそうですが、それは「借金の踏み倒し」を奨励するようなものでしょう。
ネット上で個人間の融資を仲介するソーシャルレンディング。日本でも、いくつかの事業会社が、そのサービスを2008年秋にも始める。というニュースです。
<ソーシャルレンディング>という仕組みは、たしかに<インターネットだから可能なビジネス>でしょうが、基本の部分で間違っているように思います。
「海外で成功しているビジネスを日本でも人より早く始めれば絶対に儲かる」と思い込んでいる人が始めるビジネスでしょうね・・・・
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タグ : 借金 ネット金融 ソーシャルレンディング
「グーグル、設立10年の曲がり角」??→「いまは階段の踊り場で一息!」程度のことでしょう
グーグル、設立10年の曲がり角…広告以外に有力収益源なく(読売2008/09/08/)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000004-yom-bus_allというニュースです。
そもそも、急成長したベンチャー企業には、どこでも
「収益の伸び率が低下する時期」は必ずやってくるものなのです。
それを<曲がり角>とはやや言い過ぎでしょう。せいぜい<階段の踊り場で一息>程度のことです。
この記事の中で
アナリスト、スコット・ケスラー氏は「成功がもたらす明るい企業文化が優秀な人材を引きつけ、さらに発展するというグーグルの成長サイクルを維持することは難しくなっている」と指摘すると書かれています。
「成長サイクルを維持することは難しくなっている」と言いますが、それも急成長したベンチャー企業に限ったことではありません。
むしろ<成長した企業の全てがたどる栄枯盛衰のサイクル>なのです。
アップルも、ヤフーも、マイクロソフトも、そのように<批判>されました。
Googleといえども、この<成長した企業の全てがたどる栄枯盛衰のサイクル>からは逃れられないだけのことなのです。
なぜなら、
創業者が起業家精神を発揮して大成長した企業に就職した社員には起業家精神が無いからなのです。
大企業は、大企業であることが要因になっていつか必ず衰退していくのです。
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小室哲哉も、<音楽>の才能と<音楽ビジネス>の才能を混同してしまったのです。
「小室哲哉プロデューサー、大阪地検が取り調べ開始」というニュースです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000002-yom-soci11月4日8時25分配信 読売新聞
「申し開きすることない。謝罪したい」小室容疑者、容疑認める供述
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081104-00000515-san-soci11月4日11時19分配信 産経新聞
一頃マスコミは、小室哲哉を<音楽ビジネスの天才>と持て囃しました。
彼以前にも<芸術家>から<起業家>や<事業家>に転身して人生に挫折した人はたくさんいます。その原因は、もちろん、当人自身の願望・欲望・自己認知などを含めた<心理>にあります。
<芸術家>がビジネスで失敗する事例として<音楽>分野は、比較的判りやすい事例です。
例えば、オリジナル曲の作詞作曲の能力や歌唱能力、歌手としての魅力は、それだけで、印税や出演料という<稼ぎ>になります。その部分では、その人は<音楽の創作>という分野での成功者だと言えるでしょう。
何故なら、作詞、作曲、歌唱で成功したいと願って成功した時点では、それは<自分にとって最適なビジネス>だったからです。
しかし、彼らは、<芸術家><専門家>ともいうべきポジションに専念していたから成功したのであって、だからと言って、<音楽の創作>の成功者が<音楽ビジネス>の起業家、事業家、企業家として成功するとは限らないのです。
<音楽の創作>には「優秀な社員を採用する」「社員に成果を出させるように指導する」「取引先を選定する」「大人数の利害や要望が複雑に絡む関係を調整しながらビジネスを推進していく」という能力はまったく不要だったのです。
しかし、<芸術家>や<専門家>としての地位を築いた人の中には、自分の才能を活かした<ビジネス>を、事業として拡大発展させていく能力も自分には有る!と思い込んでしまうのです。
判りやすい図式で表すと下記のようになるでしょう。
自分の作詞作曲歌唱の才能で莫大なお金を稼いだという実績を社会が認めてくれている
↓
そのお金で<音楽ビジネス>を始めれば、自分を慕って必要な人材が集まってくれる
↓
だから、自分は経営の現場や実務を仕切らなくても、それは得意な社員に任せればいい
↓
自分は、<芸術家>として音楽の才能を発揮していけば、それが会社の発展につながっていく
↓
しかし、ビジネスは社長の器以上には大きくならない
↓
ところが、<ビジネス>を知らない社長は、失敗の原因を社員に求めて反省しない
↓
そのことによって、優秀な社員が抜けていって会社には無能なイエスマンしか残らない
小室哲哉の場合は<音楽ビジネス>でしたが、彼だけのことではなく、
ある特定の分野の<専門家><芸術家>が、ビジネス分野で起業家、事業家として成功することはほとんど無いのです。
<菊池寛・文藝春秋>という例外が有りますが、小説家として成功した人でも、出版社を設立して<出版ビジネス>を始めると必ず失敗するということに学ぶべきなのです。
映画俳優や映画監督として成功した人でも、<映画ビジネス>として映画の製作配給にまで範囲を広げると99%は失敗するのです。(100%とは言いません)
料理研究家、料理評論家として成功した人でも、自分でレストランを所有して<飲食ビジネス>にまで手を広げると殆どが失敗するのです。
ある特定の分野の<専門家><芸術家>が、ビジネス分野で起業家、事業家として成功することはほとんど無いという<事実>を知っていながら、日本のマスコミは、小室哲哉の全盛期の頃は盛んに持て囃したことを忘れてはならないでしょう。
日本人は<成功>に慣れていないのです。<成功者を転落させる土壌>が有るのです。
<成功哲学>の本は売られていても、<成功した後の人生>を教える本も無ければ、教えられる人もいないのです。
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